何かやりたいけど、そもそも目標がわからない・・・。
今回はこのような疑問にお答えします。
わたしは社会人になって1年目から会社に違和感を感じ始め、
「このまま同じ毎日を過ごしていて良いのかな?」
と疑問に感じながら日々を過ごしていました。
そこで心を入れ替えてプログラミングや運動をチャレンジしてみたものの、目標が明確でなかったためすぐに挫折し、
- 金曜夜→平日のストレスをゲームで発散
- 土曜朝→起きられずにいきなり昼夜逆転生活
- 日曜夜→自分のだらしなさと平日が始まることに落ち込む
という無限ループに陥っていました。
しかし現在は「正しい目標設定」を学んだことにより、
- 毎回シンドいとは思いつつ、筋トレを2年継続
- 副業を挫折せずに現在継続中
という人によっては小さく見えるものの、自分の中では大きな改善をすることができました。
今回の記事では、わたしが実践して効果のあった目標設定の方法をご紹介いたします。
この記事でわかることは下記の通りです。
この記事でわかること
- 目標設定にもっとも必要なこと
- 目標達成に向けての具体的なステップ
この記事を読むことによって、「昨日の自分よりから一歩前に進んだ自分」に進化します!
最初に結論から申し上げると、目標設定には「人生のコンセプト」を設計することがもっとも重要であると考えています。
詳しくは続きをご覧いただけると嬉しいです!
目標設定に「人生のコンセプト」が重要である理由
目標設定は下記の2点の理由により、「人生のコンセプト」がもっとも重要であると考えています。
「人生のコンセプト」が重要である理由
- 世の中は「やったほうが良いこと」でありふれている
- 自分軸を見失わないため
詳しく説明していきます。
理由1:世の中は「やったほうが良いこと」でありふれている
現代はスマホひとつで世界中のさまざまな情報が手に入るようになり、自分から能動的に動くことによっていくらでもスキルを向上させることが可能な時代になりました。
そのような現代においては、「やったことが良いこと」さえ切り捨てて「やりたいことに注力」する力が重要になってきています。
例えば「やったほうが良いこと」もやろうとすると、
- 料理が「できたほうがいい」から、料理教室に通う
- 英語が「話せたほうがいい」から、英会話の勉強をする
- メールが「書けたほうがいい」から、ライティングの勉強をする
というように、大抵のものごとに取り組まなければなりません。
しかし、すべてのスキルを手に入れられるスーパーマンはどこにもいません。
そのため、自分が凡人であることを受け入れて一点突破する必要があるのです。
理由2:自分軸を見失わないため
1つ目の理由とも通ずることがありますが「人生のコンセプト」が設計されていない場合、
変化の激しい世の中の潮流やトレンドについ流されてしまいがちです。
例えばあなたが「お客さんの喜ぶ顔が好き」な場合、
「流行っている」という理由でプログラマーに転職してしまうと、お客さんの顔が見えにくいため、働くのがだんだんツラくなってくるでしょう。
世の中のトレンドに波乗りすることも重要ですが、自分軸をもって「この波に乗ろうかな」と波を選択することも重要なのです。
目標設定の3ステップ
ここからは実際に目標設定をするための具体的なステップを紹介していきます。
目標設定の3ステップ
- 「人生のコンセプト」を確認する(長期目標)
- 年単位の目標に細分化する(中期目標)
- さらに直近一ヶ月の具体的な目標にする(短期目標)
ステップ1:「人生のコンセプト」を確認する
まず「自分の一生」という大きな時間軸から目標を設定していきます。
このステップは「自分のやりたいこと」を明確にする作業ですが、やりたいことを明確に持っている人はあまり居ないという事実もあります。
そこで「やりたいこと」とは違う視点から自分の方向性を確認するための質問を用意しました。
自分の内面を観察する作業のため、ゆっくり時間をかけて答えを考えてみてください。
方向性を確認する質問リスト
- 現状の不満はなんですか?(思いつかなくなるまで書き出す)
- 月収1,000万円だったらどのように過ごしますか?
- 今までの人生で後悔していることは何ですか?
- 残りの人生が半年だとしたらどのように過ごしますか?
- 最期のベッドではどのような光景を思い浮かべたいですか?
このような壮大な質問に対して答えを考えると、自分を客観的に見つめ直すことができます。
そして自分の答えに、ある程度の「偏り」が出てくると思います。
わたしの場合、何かを強制されることが苦手であり「自由」を一番重要に考えていることがわかりました。
しかし、人によっては「家族」や「有名になる」など全く違う答えがでてくるでしょう。
このステップではゆっくり時間を書けて、自分の心と向き合ってみてください。
このステップでやること
- 「私の人生のコンセプトは〇〇である!」と決める
ステップ2:年単位の目標に細分化する
「人生のコンセプト」が決まったら、次に「年単位の目標へ細分化」していきます。
あまりに長期ですと目標が曖昧になってしまうため、
「10年後」「5年後」「1年後」
の目標をまずは設定してみてください。
またこのステップでは、
- 目標を具体的な数値にする
- その数値を設定した根拠をある程度明確にする
の2点に挑戦してみてください。
例えば、
「バンドでメジャーデビューする」
という目標にしてしまうと達成までの道筋が明確でなく、漠然と音楽活動を続けることになってしまいます。
しかし、
「YouTubeに新曲をアップロードしたら100万再生されるバンドになる」
のように数値化されていると、日々目標に近づいているか遠ざかっているかがわかりやすく方向性のズレを防ぐことができます。
また数値化すると、その目標に対してある程度の根拠が必要になります。
バンドの例の場合、「1億再生」の方が良いのにも関わらず「100万再生」にしているということは、ある程度自分たちの立場を客観的に捉えられているといえます。
「なぜその数値にしたのか?」という理由を現時点でわかる情報で出来る限り明確にしてみてください。
このステップでやること
- 「10年後」「5年後」「1年後」の数値化した目標を設定する
- その数値にした根拠をある程度明確にする
数値化におすすめの本
ステップ3:さらに直近一ヶ月の具体的な目標にする
ここからは実際に明日からの行動を指針となるステップです。
目標を決めて実際に行動を開始した時、最初はその行動に慣れていないため慣れるまで多少時間がかかります。
そのため、とにかく最初の1ヶ月は挫折しないことを優先します。
具体的には、下記の4点を意識して目標設定をしてみましょう。
- 毎日できるくらい小さなことから始める
- 挫折を前提に設計する
- 外部要因を頼る
- 数値化する(中期目標と同様)
これらを意識することにより、最初は慣れなかった目標も1ヶ月後には呼吸をするように出来るようになります!
毎日できるくらい小さなことから始める
挫折しないためにもっとも重要なことは、「目標のハードルを上げすぎない」ことです。
例えば「ランニングを毎日すること」を目標にした場合、最初は順調に達成できるかもしれません。
しかし、1週間後に飲み会に急に誘われてランニングができなくなってしまった場合、
目標を1週間さえ続けられないなんて。。。
と落ち込んでしまい、「もうどうでもいい!」となり挫折してしまうのではないでしょうか?
この現象は「どうにでもなれ効果」と言われていて、目標失敗の典型的なパターンです。
目標に挫折して失敗するくらいであれば、「靴を履いて外に出たらOK」とまずはバカバカしいくらい小さな目標から設定することをおすすめします。
そしていざ靴を履いてみると、「どうせなら少しだけ歩いてみようかな?」と思い始め、「小さな目標」以上の成果を出すことができるかもしれません。
また毎日やる目標を設定することにより、「慣性」を利用できます。
例えば、
- パターン1:自転車を60秒漕ぎ続ける
- パターン2:自転車を20秒漕いで、10秒停止を2回繰り返す
の2つのパターンにおいて、漕いでいる時間は1の方が長いのにも関わらずラクに感じられるのではないでしょうか?
「目標」も自転車の例と同じように毎日続けないと、日によって「キツい日」と「ラクな日」にわかれてしまい「慣性」を利用できないため、挫折する可能性が高くなってしまいます。
そのため、日によって「やる」「やらない」と迷わないためにも「毎日できるくらい小さいこと」から始める必要があるのです。
習慣化におすすめの本
挫折することを前提に設計する
目標を考えている時は理想の未来を想像しているため、自分の行動を甘く見積りがちです。
先ほどの「靴を履いて外に出たらOK」という目標を聞いた時、
そんな小さな目標ってわたしをナメてるの?
と心の中で思った人も多いのではないでしょうか?
しかし実際の行動は、「華やかな未来」とは裏腹に「地道な行動の繰り返し」です。
そのため実際には「靴を履いて外に出たらOK」という目標でさえしばらくすると、
「今日は雨だからやらなくていいかな?」
という甘い誘惑が出てきます。
そのため、甘い誘惑による挫折を防ぐためにも、
「その場でスクワットを5回する」
というような代替案をさらに用意して挫折を防ぎましょう。
外部要因に頼る
目標がある程度固まったら、さらに下記のような外部要因も利用してみましょう。
- 目標を紙に書いたりスマホの壁紙にしたりする(=目標を意識する)
- 目標を友達に宣言する(=プレッシャーを利用する)
このような行動は今すぐにもできますが、なんとなくやらない人も多いのではないでしょうか?
その時は「なぜわたしはこの行動をやらないのか?」と考えてみてください。
もし心の奥底で、「失敗して恥をかくくらいであれば、最初からやらない」と思っている場合は、そもそも目標が高すぎる可能性があります。
その場合、もう一度目標の難易度を見直してみることをおすすめします。
このステップでやること
- 4つのポイントを意識して、挫折しない一ヶ月の目標を設定する
- 4つのポイントを意識して、挫折しない一ヶ月の目標を設定する
まとめ:人生から「逆算」する
今回は、「目標設定できないあなたが最初の一歩踏み出すための方法」についてお話させていただきました。
具体的には下記の2点の理由により、目標設定には「人生のコンセプト」を設計することがもっとも重要であるという説明をさせていただきました。
「人生のコンセプト」が重要である理由<
- 世の中は「やったほうが良いこと」でありふれている
- 自分軸を見失わないため
そして実際に目標設定をするための3ステップについてもお話させていただきました。
目標設定の3ステップ
- 「人生のコンセプト」を確認する(長期目標)
- 年単位の目標に細分化する(中期目標)
- さらに直近一ヶ月の具体的な目標にする(短期目標)
この記事を繰り返し読んでいただき、みなさまの人生の目標を一助となればこの上なく嬉しいです!
もしご質問・ご感想などございましたら、このブログの上部にある「お問い合わせ」やTwitterなどにご連絡をいただけると嬉しいです。
それではまた!