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あなたにNFTアートは必要ない理由

こんにちは!さりょうです。

わたしは、最新のテクノロジーや技術を触るのが好きなため、今年はNFTを複数購入してコミュニティにも参加してみました。

基本的に新しいものを肯定するスタンスですが、NFTアートは多くの人には関わる必要がないかも?と思った理由を話していきます。

NFTアート求めていたの?問題

世の中で価値が認められるには、「希少性」と「有用性」が多くの人に認知される必要があると考えられています。

希少性 = レアであること
有用性 = 役に立つこと

たとえば「金」は世界中で希少な資源であると多くの人から認知されているため、「希少性」が価値が認められているわかりやすい例でしょう。

一方、「水・電気」は「希少性」そこまで高くないものの、「有用性」によって価値が認めれているわかりやすい例でしょう。

また「有用性」をニーズという言葉に置き換えると、既存のものであれば「顕在的」ニーズ、未知のものであれば「潜在的」ニーズがあるといえるでしょう。

暗号資産やNFTは世間からするとまだ未知の要素が強いため、「潜在的」ニーズが必要かと思います。

暗号資産の場合、

世界中どこでも銀行等を介さずに送金できるシステムを作りたい

という「潜在的ニーズ」が人々にあったためある程度普及していると考えられます。

では、NFTの場合はどうでしょうか?

本当に人々は非代替のアートを求めていたのでしょうか?

クリエイターの方は、自分のアートが2次流通したときであっても手数料が入る等のメリットがあるため確かに良いかもしれません。

しかし、多くの受け手はコンテンツに対して非代替性という「有用性」を求めていなく、クリエイター以外で「有用性」を享受できる人多くないのではないかと感じています

価値は「希少性」と「有用性」の掛け算で生じるため、暗号資産よりも「有用性」を享受できる人が少ないNFTは価値を担保するのが難しいのではないかと感じています。

NFTの本質はコミュニティだ!問題

このような話をすると、NFTアートのコミュニティから、

NFTの本質はコミュニティの価値だ!

という意見が出るかもしれません。

しかし、コミュニティを形成する上で本当にNFTが必要なのでしょうか?

現状オープン・クローズド問わずたくさんのコミュニティが世界中に存在します。

あなたがコミュニティを求めているのであれば、マニアックな趣味であっても意気投合できる既存のコミュニティで構わないかもしれません。

現状のNFTアートは、クリエイター以外の人にとっては「お金儲け」としてのニーズが大半で、「アート」や「コミュニティ」という耳障りの良いものとごちゃまぜにして、「ギャンブル」的要素を薄めているような気がしてなりません

私は体験せずになにかを批判するべきではないと考えているため、実際にNFTを購入してコミュニティを体験しましたが、

  • アートを作成するイラストレーター
  • 世界観を作り上げるクリエイター
  • 優先購入権をもらおうと必死になる人

といったように「アーティストの表現活動」と「お金儲けをしたい人々」が混在しているコミュニティがほとんどで、中々カオスな空間であると感じました。

まとめ:自分軸でNFTを楽しもう

比較的否定的な文面となってしまいましたが、

  • デジタルアートであっても価値が担保できるようになった
  • 二次流通でもイラストレーターに手数料が入る

など、クリエイターを心からに応援したいのであればNFTアートは素晴らしいシステムであることには変わりません。

しかし自分自身が本心ではインフルエンサーに煽られて「お金になる」という理由で買っているのにも関わらず、

  • クリエイターを応援したい
  • コミュニティに貢献したい

のように、自分で自分を騙して軸を見失っていないか一度考えてみても良いかもしれません。

もし自分がどっちなのかわからない場合はこのような質問を問いかけてみてください。

Q:コミュニティに貢献したのにも関わらず優先購入権が得られなかったとき、あなたはどう思いますか?

変わらずコミュニティに貢献したいと思える場合、本当にクリエイターを愛しているのでNFTコミュニティは素晴らしいものになるでしょう。

一方、自分の中に憎悪に近い感情が芽生えてしまう場合、あなたはNFTアートの世界に飛び込むべきではないでしょう。

NFTに関しては

  • 「ただの画像に価値はない」派
  • 「NFTアートの本質を理解していない」派

の両極端の意見で溢れていますが、今回はわたしの意見として「NFTアートには価値はあるかもしれないが、あなたが手を出す必要はないかも?」というお話をさせていただきました。

とはいえ、わたしの意見は全く的はずれである可能性もあります。

そのため、ぜひ一度自分自身で小さい金額でNFTアートに触れてから、実際にどうなのか体験してみてください。

もし、予想が当たっても外れても現時点での思考を数年後に振り返られるのがブログの醍醐味なので、数年後にこの記事がどのように判断されるかが楽しみです。

それではまた!

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